任意整理の本当のデメリットは?任意整理後の生活はどうなってしまうのか明かします
- 『任意整理を考えてるけど、デメリットは全て知っておきたい…』
- 『任意整理をした後はどんな生活になるの?』
- 『もし仮に任意整理を依頼するならどこの誰がいいんだろう?』
という疑問をお持ちのあなたに向けて、
- 任意整理の本当のデメリットはなんなのか
- 任意整理をするとなぜ後悔するようなことが起こるのか
- 任意整理を依頼するならだれか
を司法書士や弁護士に実際に依頼した方の口コミ評判体験談や過去の私の経験に基づいて明かしていきます。
あなたの大切なお金の問題解決で後悔しないために、真実のみをお伝えしていきます。
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任意整理の本当のデメリットは?
任意整理とは、クレジットカード会社や貸金業者と利息のカットや分割回数について交渉し、毎月の支払いを軽減できるという債務整理の手法の1つです。もし支払い過ぎた利息分があれば、同時に請求することもできます。
あなたは「任意整理しても元本が減らなきゃ意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、200万円を借りて月々5万円を4年8ヶ月で返済する場合、消費者金融などの上限金利は年利15%なので利息だけで約79万円を返済することになり、この利息をカットするだけでも経済的メリットは大きいと言えます。
その他にも、任意整理の大きな利点はあなたの家や車といった財産を残せるところです。
任意整理であれば整理する債権者の選択ができるため、ローン支払い中の家や車のローンを任意整理から外せば、あなたの財産を手放さずに済みます。
また、破産や個人再生と違い、官報にも掲載されないため、他人に知られにくいというメリットもあります。
任意整理のデメリットは、信用情報に事故情報(ブラックリスト)として登録され、完済から5年間ほどは新規の借入れやローンを組むことなどが非常に難しくなります。任意整理だけにかかわらず債務整理を行った場合には必ずブラックリストに登録されます。
「任意整理したら生活にどのような影響があるの?」
任意整理をした場合、返済は原則3年間の分割払いとなります。任意整理中の返済が遅れた場合、一括請求を求められたり、返済できないまま放置した場合は強制執行で給料を差し押さえられる可能性があります。
ブラックリストに登録されている期間中のあなたの生活への影響は、クレジットカードで買物をすることや、ローンやキャッシングなどの新たな借入ができなくなります。また、携帯電話・スマホの分割払いの審査に落ちるケースもあります。しかし、ブラックリストに登録されたからといって、あなたの日常生活に影響がでることはありませんので安心してください。
任意整理後の生活が気になる方によく見られている記事がありますので、任意整理をするかどうかの判断材料にしてみてください。
参考として見られている記事
- 任意整理後の生活はどうなるの?住宅ローンやクレジットカードが心配な方に向けて徹底解説して記事にしました。
任意整理ができないケースとは
任意整理とは債務者(あなた)と債権者(金融業者)の交渉となるため、金融業者は任意整理の提案を拒絶しようと思えば遠慮なく拒絶することができます。多くの金融業者は任意整理に応じてくれますが、例外的に任意整理に非協力的な金融業者もあります。このような非協力的な金融業者は専門的な知識と豊富な経験をもった弁護士や司法書士に相談することが大切です。
また、返済実績がほとんどなく、借りてすぐに任意整理をしようとすると任意整理に応じてくれないか、応じてくれても厳しい条件となることがあります。
さらに、金融業者に裁判を起こされて判決を取られて給与差押え中の場合、金融業者が任意整理に応じる理由がないため、任意整理に応じてもらえない可能性が高いです。
「任意整理って誰でもできるの?」「多額の借金があるけど、私でも任意整理できる?」
任意整理ができる条件は、きちんと返済の意思があり、原則3年〜5年以内に完済できる支払い能力があるかどうかが重要になります。
具体的に金額別に任意整理をした場合を考えてみましょう。
100〜200万円台の借金の場合は任意整理を選ぶ人がとても多いです。
200万円で任意整理した場合、返済期間にもよりますが月々の返済額は4万円前後になり、無理のない返済計画を立てることができます。
300〜400万円台の借金の場合は、月々の返済は6〜7万円となり、比較的に収入が安定している・実家にお住まいで家賃負担がない・夫婦共働きなどのケースで任意整理で解決するケースが多いです。
それ以上となると、月々の返済額が10万円近くまたはそれ以上となってくるため、収入が高く生活に余裕のある人が任意整理を利用する傾向があります。
「任意整理しない方がいい場合ってあるの?」「任意整理せずに解決できないの?」
任意整理のデメリットやどんな人が利用できるのか少し理解できたけど、任意整理ってやっぱり怖い…と感じる方も多いと思います。任意整理を選ぶための判断基準はいくつかありますが、まずは”お借入れは年収の3分の1まで”という金融業者が目安としている総量規制というものがあります。
一般的に年収の3分の1以上の借金がある場合、返済が困難になりやすい傾向があります。あなたの借金が年収の3分の1を超えている場合は一度任意整理や債務整理を検討してみてください。
もうひとつは、自転車操業になっていないかどうかで任意整理をするかどうか判断することもできます。借金を返すために他所で借金をすることを自転車操業といいますが、この状態になると返済を継続することが困難になるため、債務整理で返済計画を立て直す必要があります。
任意整理をしない方がいい場合もあります。
例えばカットできる利息や遅延損害金より、弁護士や司法書士に支払う任意整理の手続き費用が大きい場合です。30万円を任意整理すると利息が約4万円程で、任意整理を依頼した手続き費用がこの利息を上回る可能性が高いです。
また、5〜7年以内にお金を借りたり新たにローンを組む予定がある人はブラックリストに載ってしまうと、それらが難しくなるため、任意整理の手続きを控える必要があるかもしれません。
任意整理をして後悔するケースは?
払えるのに利息カットを目的に安易に任意整理をしてしまい、数年後に住宅ローンを組もうとしたら審査に落ちてしまった例や、任意整理をしていることを家族に打ち明けたところ、援助のあてがあったことが後からわかり、任意整理手続きを取り下げたが、信用情報にはすでに登録された後だった…というような例もあります。
早めに任意整理をした方がいいケースが多いですが、任意整理にはデメリットもあるので、任意整理をしなくてもいいのにしてしまい後悔をする前に慎重に検討する必要があります。
任意整理の体験談や口コミ評判
生活費の足しに借金を繰り返していた女性の任意整理の体験談
最初は「これくらいならボーナスですぐに返せる」と思い、安易にキャッシングを利用しました。簡単に20万円が懐に入り、友達との旅行や交遊費ですぐに使い切ってしまいました。その後も限度額まで追加で借入をしましたが、自分のお金を下ろしている感覚になっていました。簡単に借入ができることに味を占めたことで2社目の借入に手を出してしまいました。そこから気軽に様々な消費者金融を利用し、たった1年で160万円まで借金が膨らんでいました。自分がどれくらい借金をしているのか把握しておらず、生活環境が変わり返済が苦しくなり、計算した時にやっと事の重大さに気付きました。テレビのCMで見た事務所へ連絡し、月々5万円だった返済額を3.5万円まで減らしてもらい、収支を見直すきっかけになりました。完済まで頑張りたいと思います。
任意整理をするも派遣切りに遭い自己破産へ
生活費の補填や大きな出費が重なったことで200万円の借金を抱えて月々の返済額が6万円まで膨れ上がり、地元の弁護士の先生へ相談しました。厳格な父にバレることを恐れて自己破産ではなく、任意整理を選択しました。月々の返済額は3.5万円に減額してもらい、なんとか返済ができるようにしました。しかし、その後仕事が減っていき派遣の雇い止めに遭い返済の目処が立たなくなりました。途方に暮れていると返済が遅れたことにより「一括請求の通知」が届いてしまいました。急いで弁護士先生に再度相談をし、自己破産手続きを依頼しました。任意整理を始めた頃はまさか収入がなくなるとは思っていなかったので、自己破産に変更できて正直ホッとしました。
ギャンブルと生活費で作った借金を任意整理で4年で完済した体験談
学生時代に友人に誘われてギャンブルを始め、社会人になってから額を大きく賭けることが楽しくなり、借入をしてまでギャンブルをするようになりました。返済をしていると生活費が足りなくなり、別会社からの借入も行うようになり、返済のための借入を行う自転車操業状態に陥りました。その頃には3社で200万円まで借金が膨れ、首が回らなくなっていました。ネットで調べた事務所へ相談をし、任意整理をして4年で完済することができました。
任意整理前は返済の目処がつかず、目の前の返済でいっぱいだったのですが、任意整理をして完済後の生活を想像できるようになり、前向きに返済を行うことができました。
任意整理を依頼するならどこの誰がいいの?絶対に失敗したくないんだけど…
「任意整理を依頼するなら弁護士?」
いざ任意整理をしようと調べると弁護士と司法書士のどちらも出てくるけど、どう違うのか?
司法書士は1社の借入が140万円以下であれば対応可能です。しかし、司法書士があなたの代理人となれる裁判所が簡易裁判所に限られていたり、自己破産や個人再生の手続きはできません。弁護士はそれらの制限は一切ないため、1社140万円以上の借入がある場合や支払い能力に不安があり、任意整理か自己破産や個人再生などのその他手続きと悩んでいる方は弁護士に依頼をすると安心して相談ができます。
自分で任意整理を行うこともできますが、裁判所を通さずに直接業者と交渉して和解することが必要なため、和解交渉に慣れていない個人では、和解に応じてもらえない可能性が高いと考えられます。
任意整理のよくある失敗とその対応方法をまとめた5分で読める記事があるので、任意整理を検討中の方は一読してみてください。
参考として見られている記事
- 任意整理で失敗はどうしても避けたい!任意整理で失敗しないための全知識を徹底解説して記事にしました。
専門家に依頼するメリットは?
第一に手続きの全てを代行してもらえるところです。いざ任意整理をするとなった場合、各債権者へ通知を送り、正確な借金の額を調査します。その後交渉になりますが、その間の面倒な計算や書面の準備、業者とのやり取りは全て代行してくれます。
司法書士や弁護士に任意整理を依頼する際に必要な書類が気になる方によく見られている記事があるので、参考にしてみてください。
参考として見られている記事
- 任意整理の必要書類は?用意できない場合の対応がきになる方に向けて徹底解説して記事にしました。
また、債務整理を日頃専門で行なっている専門家が手続きを行うことで、スムーズに借金減額の交渉が進み、話がまとまることで、早く生活の立て直しが可能になります。
「オススメの弁護士は?」「任意整理の交渉に強い事務所の選び方はあるの?」
任意整理は和解交渉であるため、返済額の決定や過払い金を全額請求して返還してもらえるのか、金融業者が争ってくる点がいくつもあり、その度に依頼者に寄り添った強気な交渉をしてくれるのか…経験や実績が豊富な弁護士に依頼することが大切になります。
あなたが、債務整理に不慣れな専門家に依頼してしまった場合、借金をあまり減額できなかったり、処理に時間がかかっている間に業者に裁判を起こされるケースもあります。
あなたが弁護士を選ぶときには、まずは知識や経験が豊富かどうか、ホームページ上に解決実績が掲載されていることが多いのでチェックしましょう。その際に事務所の口コミも合わせて確認してみると過去にそこで依頼した依頼者の実際の声が見られます。また、弁護士紹介のページがあれば、得意分野や著書・論文、メディア情報の紹介がされていることもあるので、そこに債務整理について書かれていれば、ある程度知識があると考えられます。
業者といっても限られた数の会社が日々交渉を行なっており、手慣れた弁護士だと依頼者は別々でも同じ担当者と1週間になんどもやり取りをすることがあり、大体減額の交渉ベースは決まってきます。「A社は時間をかけると裁判を起こしてくる」「B社は過払い金は満額支払ってくれる」「C社は遅延損害金を半分カットしてくれる」など、事前に対策が取れることで依頼者に有利に交渉を進めることができます。
任意整理を依頼する際の費用が気になる方によく見られている記事があるので、事務所選びの判断材料にしてください。
参考として見られている記事
- 任意整理の費用は?支払いの流れや任意整理で選ばれ続けている事務所を知っておきたい方に向けて徹底解説して記事にしました。