任意整理
PR

任意整理後の生活はどうなるの?住宅ローンやクレジットカードが心配

fukuda
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
  • 『任意整理後の生活が想像できなくて不安なんだけど…』
  • 『任意整理後の不便な事って何なんだろう』
  • 『任意整理後に完済してからどのくらいでブラックは解除されるの?』

という疑問をお持ちのあなたに向けて、

  • 任意整理後の生活はどのようなものなのか
  • 任意整理後は何に気を付ければ良いのか
  • 任意整理後のブラックリストはいつ解除されてどこで確認できるのか

を任意整理した方の体験談に基づいて、明かしていきます。任意整理してから完済後、信用情報が回復するまでを見届けた私が実際に受けた相談内容に基づいてQ&Aでまとめました。

この記事では任意整理後の生活や注意点についてどこよりも詳しく書いています。あなたがもし仮に任意整理を検討中なら一読して判断材料にしてください。

口コミ・評判で選ばれ続ける
杉山事務所で無料相談

2024年も口コミ・評判で選ばれ続けているのが実績でわかる!債務整理の相談件数毎月10,000件の杉山事務所なら、借金減額の無料相談ができます。具体的に月々の返済額がどのぐらいまで減らせるか知るだけの利用もOKですし、そのまま依頼することも可能です。まずは、杉山事務所で借金がいくら減額できるかチェックしてみましょう。

2023年に杉山事務所は任意整理の費用改定がありました。着手金27,500円~。今年は徹底的に任意整理に注力する年になりそうです!

任意整理後の生活は?任意整理した人の体験談

任意整理後どんなことに不自由するのか、月々の返済額とどう付き合っているのかについて体験談を集めました。金銭面については200万円~300万円の借金を減額して、月々の返済額が3万円~4万円になった方が多いです。

不便に感じた事で圧倒的に多いのが、新車購入のローンが組めないことや、新しくクレジットカードを作ることができなかった事です。体験談を以下にまとめましたので一読ください。

任意整理後に新車購入に不自由した40代女性の体験談

近所のママ友との食事やお揃いのブランド品の購入等の交遊費が足りず、カードを使いリボ払いをしていました。更におすすめされたサプリの購入やエステ通いが必要になり、貯金はすぐに底をつき、手元に現金がなくなった私はキャッシングも利用し始めました。

リボ払いの返済は利息ばかりを払い、元金が全く減らない状況でした。旦那の転職に伴う減収をきっかけに返済が滞り、200万円に膨らんだ借金はどうにもならなくなってしまいました。

債務整理を検討し、ネットで調べた弁護士事務所へ相談へ行きました。毎月の収入と支出を考えて、任意整理を勧められ、依頼しました。手続き中に弁護士のすすめで家計簿を書き始め、無駄な出費が多いことに気付きました。

任意整理手続き後、借金は122万円にまで減額されて、月々の返済も3万円になりました。利息の支払いがなくなったことは大きかったです。任意整理をして一点困った事は、当分の間ローンが組めなくなる事でした。

使っていた車が故障し、仕事でも車が必要なため、すぐに新しい車を用意したかったのに、購入手続きができず、不便に感じました。悪いことばかりではなく、手続き中に気付いたお金の管理の甘さを反省し、今は少しずつ貯金ができるようになりました。

任意整理後にクレジットカードが新しく作れなくて不自由な思いをした40代男性の体験談

会社員時代に買い物や外食が好きで、入ってきたお給料は全て使いきっていました。しかし、リストラに遭い、再就職までアルバイト生活を送ることになりました。収入が減っているのに、生活水準が変えられず、以前と同じような生活を送っていると、すぐにお金が足りなくなり、カードのキャッシングを利用しました。

「アルバイトを増やせばすぐに返せる」と思っていましたが、キャッシングのお金が自分のお金のような気がしてきて、借金は減るどころかどんどん増えていきました。返済のために消費者金融の借入を利用し始めました。

自転車操業は長く続かず、返済が滞り督促が始まったため、弁護士へ相談し、任意整理を行いました。300万円あった借金を180万円に減額してもらい、誰にも知られることなく完済できました。

自分の感じた任意整理のデメリットは、新しくクレジットカードが作れなくなることです。買い物やガソリンスタンドを利用するときにそのお店のクレジットカードで支払うと割引がされるサービスがありますが、それらの恩恵も受けられず、ポイントも貯められず、とても損した気分です。

任意整理手続き中に、麻痺していた金銭感覚を矯正し、二度と借入に頼らない人生にしたいと思います。

任意整理後に家族に支えられながら生活を送っている30代男性の体験談

友人に誘われたことがきっかけでギャンブルにはまり、消費者金融で借りたお金をギャンブルにつぎ込み、負けたら更に借金をする生活を送っていると借金が250万円まで膨れ上がりました。

返済ができなくなり督促のハガキが届くようになり、家族に勧められて弁護士へ相談に行きました。任意整理を依頼し、144万円まで減額してもらい、家族の協力もあり順調に返済しております。

月々4万円という金額は楽ではないですが、完済というゴールが見えるため、頑張ろうと思えます。

任意整理後に気をつけることと生活への影響

任意整理後に必ずと言っていいほど皆様から同じような相談を頂くので、Q&A形式でまとめました。以下の内容でも解決できない相談事がありましたら、コメント欄からお気軽にご相談ください。

+

任意整理後に気をつけた方がいいことはありますか?

闇金から借り入れをしないことです。「ブラックリスト」に載ると、最低5年は情報が消えないと言われており、原則として5年は新たな借り入れができません。任意整理後も返済は続くため、急な出費についていけなくなる場合があります。

「ブラックでも融資OK」という広告に騙されて安易に借入れをしてはいけません。それは大体闇金であり、こういったところからお金を借りると、任意整理どころではなくなります。

+

借入がどうしても必要な場合はどうしたら良いですか?

生活福祉貸付制度を利用しましょう。相談・手続きの窓口は、市区町村の社会福祉協議会です。申請に必要な書類は窓口で確認してください。

+

クレジットカードが利用できなくなるってきいたけど、本当?

任意整理した場合、信用情報機関(CIC、JICC、全銀協)に5年間その記録が事故情報として残る(ブラックリストに載る)ため、クレジットカード会社の審査が通らず、新しくクレジットカードを作れなくなる可能性があります。

既に持っている既存のカードも同じく使えなくなる可能性が高いです。また、家族カードを契約している場合、主契約者が任意整理をすると、その家族の家族カードは使えなくなります。

+

いつまでクレジットカードが使えないの?

5年間はクレジットカードの新規発行やキャッシングの利用ができなくなりますが、各信用情報機関は情報の保有期間を決めているため、一定期間たつと再度利用できるようになります。また、高額の買い物で現金だと不便な場合は、「デビットカード」の利用をオススメします。

デビットカードとは、カードの利用と同時に登録している口座から利用分が引き落とされるカードです。銀行の口座にある残高分はカードを利用してお買い物ができます。

今では、色々な銀行から「JCBデビットカード」や「VISAデビットカード」「Masterデビットカード」を発行しています。このようなデビットカードは、通常のクレジットカードとほとんど同じ使い方が可能です。

例えば、paypayやsuica、PASMOのチャージにも利用できますし、Amazonなど通信販売にも利用できますし、AppleMusicなど最近増えているサブスクの支払いにも利用することができます。もちろん、日常的な買い物、飲食、公共料金の支払いにも普通に利用することができます。

さらにETCカードが使えなくなった場合、審査不要の「ETCパーソナルカード」の利用をオススメします。ETCパーソナルカードは、高速道路会社が発行しているETC専用のカードで、クレジットカードの機能がついていないため審査がなく、ブラックリスト状態でも発行できます。

+

新たに住宅・自動車・教育ローンを組むことができなくなるってきいたけど?

新しくローンを組む際にもローン会社は信用情報機関を確認します。そこで事故情報があると審査が通らなくなります。目安は完済から5年間は難しいので、住宅を購入したい場合はこの期間は我慢するか、中古物件を現金一括で購入することが考えられます。

同じく自動車ローンもブラックリスト状態だと新たには組めないため、中古車を現金一括で購入するか、レンタカーの利用が考えられます。教育ローンの対処法は奨学金を利用しましょう。奨学金の場合はあくまで借り入れ者は子どもなので、親がブラックリスト状態でも奨学金を利用可能です。

ただし親を連帯保証人とすることはできないため、機関保証で申し込みましょう。機関保証とは保証機関が連帯保証する制度のことで、毎月一定額の保証料が必要になります。

+

携帯電話が契約できなくなる?

新しく携帯電話やスマホを購入する際や機種変更をする場合、一種のローンとなるため、端末の代金を分割で購入することはできなくなります。信用情報登録機関を確認するので、審査が通らないが可能性があります。そのため、端末代の安い機種を一括で購入する方法が考えられます。

なお、上記の「JCBデビットカード」や「VISAデビットカード」「Masterデビットカード」を支払い用のクレジットカードとして登録をしておくことで、分割払いで機種変更ができることもあるようです。

1分の入力で借金が減額できるかわかる!
消費者金融が恐れる司法書士No.1の杉山事務所が診断します。

任意整理後の返済が続けられなくなった場合はどうすればいいの?

任意整理をすると3年~5年の長期の分割払いとなることが多いのですが、返済をしている間に収入が減ったり、入院をして、支払いができなくなってしまうことがあります。一般的に、2回以上返済ができなかった場合には、一括請求を受ける可能性があります。

1回だけどうしても返済が遅れてしまうというような場合には、業者に連絡をした上で事情を説明すれば、任意整理の続行を認めてくれることもあります。任意整理後に2回分以上支払いを滞納すると、一括請求をされることになり、翌月に2ヶ月分の支払いをしたとしても、元どおりの分割払いに戻すことはできなくなります。

どうしても、また分割払いに戻したいのであれば、再和解をする必要があります。
再和解とは、再び業者と交渉し任意整理をし直すことです。ただし、再和解に応じない業者がいたり、1回目の和解よりも厳しい条件になる可能性も高くなります。

例えば、「1回でも未払いがあったら一括請求」という条件になってしまったり、支払期間を短縮されて、毎月の支払い額が上がったりすることもあります。再和解も難しくなった場合には、個人再生や自己破産を検討する必要も出てきます。

返済ができないからと放置しておくと、その後、裁判を起こされて、財産を差し押さえられてしまう可能性もありますので、事情の変化で、返済できる目途がたたなくなってしまった場合には、至急、専門家に相談しましょう。

任意整理後にようやく完済できた!私の信用情報の確認方法は?

信用情報とは、クレジットカードやローン等の利用歴が記録されている個人情報です。
具体的には、利用者の氏名・住所・勤務先といった基本情報に加え、クレジットカードやローン等の利用額・支払い状況などが細かく記録されており、他の金融機関にも共有されています。

どうしてそのようなことをするのかと言うと、金融機関や貸付業者が”あなたが貸付金をしっかり返済できる人物かどうか”確認します。たとえば、現在の収入が安定していて返済能力が高いとしても、過去に何度も返済の延滞や債務整理をしている場合、信用はできません。

信用情報は、「信用情報機関」という団体が取り扱っており、それに加盟している金融機関が情報を共有しています。大きく3つの信用情報機関があり、それぞれ取り扱う信用情報が違います。

CIC(株式会社シー・アイ・シー):クレジットカード会社、信販会社(携帯電話会社)

JICC(日本信用情報機関):消費者金融、信販会社、携帯電話会社

KSC(全国銀行個人信用情報センター):銀行(銀行系クレジットカード会社)、信用金庫、信用組合、農協

CICの主な加盟会社がクレジット会社であることに対し、JICCの主な加盟会社は消費者金融会社になるため、過去に消費者金融を利用した経験があり、当時の取引状況などに不安がある場合は、JICCに開示請求を行うと良いでしょう。

また、銀行から借入する住宅ローンの審査に落ちてしまったり、銀行カードローンを利用できなかった場合は、全国銀行協会にて開示請求をすることで信用情報を確認できます。

 CICJICCKSC
手続き方法オンライン
(PC・スマートフォン)
郵送
窓口
オンライン
(スマートフォン)
郵送
窓口
郵送のみ
手数料オンライン・郵送
1,000円
窓口500円
オンライン・郵送
1,000円
窓口500円
1,000円※
開示にかかる時間オンライン・窓口
即日確認
郵送
申込日から10日程度
オンライン・窓口
即日確認
郵送
申込日から10日程度
 

※小為替証書の場合は1,000円ですが、本人開示手続き利用券はコンビニにより1,124円か1,200円と違いがあるため、ご注意下さい。(2021年11月現在、JICCでは新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う開示サービスの一部休止として窓口での開示を当面の間、休止しております)

信用情報に載った情報が自動的に回復するまでの期間は、信用情報を傷付けた原因によって掲載期間も変わってきますが、任意整理をした場合はどこの信用情報機関でも基本的には5年はかかります。

また、JICCは和解から5年に対して、CICとKSCは完済した日からカウントをします。業者は原則どちらの信用情報も確認をするため、完済から5年と考えておくとよいでしょう。自分の信用情報が回復しているかどうか不安で確認をしておきたい方はそれぞれの機関に上記方法で確認してみることをおすすめします。

規定の保有期間が経つとその情報はなくなりますが、これですべて過去のことは清算できたというわけにはいかないこともあります。たとえば、過去に金融事故を起こした会社そのものや、その系列の会社から借りたいと思った時に審査に落とされることがあります。

これは「社内ブラック」といって、同じまたは系列の会社では自社の事故情報を信用情報機関の掲載期間に関わらず会社独自で保管・管理し続けるというもので、一度社内ブラックリストに入った人の新規取引を断ることがあります。このような場合は、他の金融機関との取引を検討する必要があります。

また、今まで一度も遅延せずに返済をしているのに、信用情報機関の登録情報を確認したところ、ブラックリストに登録されていた場合、身に覚えのない事実と誤った信用情報は、信用情報機関を通じて登録会員会社に調査依頼をかけることによって訂正・削除することができます。

なお、「ブラック消します」は100%詐欺です。一度登録された事故情報は、規定の期間が終わるまではどのような手段をつかっても縮めたり、消したりすることはできません。

このような詐欺広告は事故情報を消す手数料として、お金を騙し取られるというケースがほとんどなので、ぜったいに依頼しないよう気をつけてください。

監修者
長岡 健太
長岡 健太
司法書士法人NEW.S 司法書士
借金の問題を抱えていらっしゃる皆さまの不安や疑問を解消し、新たな人生への一歩を踏み出す一助になれば幸いです。お一人で悩まずに、まずはお気軽にご相談ください。
所属会東京司法書士会 第1301212号
出身地栃木県宇都宮市
保有資格司法書士
記事URLをコピーしました